アスベストの検査費用と補助金

アスベストを解体するときに出るホコリを吸ってしまうと、肺がんや悪性中皮腫などの悪性疾患を引き起こすためにきちんとした処分工事をしなければなりません。そのためには専門知識や防具の装備が必要となるために一般的な解体よりも高額な費用が必要となります。始めに必要となるのが検査のための費用です。検査の費用は7万円から13万円ほどかかり、その内容は図面調査、現地調査、成分分析です。

図面調査だけで判断するのは禁じられていますので、現場に出向き目視調査も行います。そして分析調査で判断できない場合には成分を検査します。解体費用は1㎡あたり1万円から9万円程が相場となり、その他にも処理にかかる費用、飛散防止対策が作業レベルごとに生じてきます。検査だけでも10万円前後の高額な費用がかかりますが、その費用は補助金を利用することで安く抑えられます。

国土交通省が民間の建物に対して補助金制度を設立されており、解体や調査、除去に対して補助金が支給されます。その対象となる建物は、吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウールが用いられている民間の建物です。補助金の金額は1棟あたり25万円、除去や撤去に係る費用の3分の2以内です。地方公共団体によって条件は異なりますが、東京都千代田区ではアスベスト調査派遣、含有調査、港区ではアスベスト対策費助成が行われていますので、積極的に利用しましょう。

補助金の手続きはエリア内の地方公共団体に相談してください。

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